Camelbak Podium ボトル インプレッション 「より飲みやすく、漏れなく、分解しやすく」サイクルボトルの決定版
夏が終わり秋口で走りやすい天気が続きますが、皆さん、水分補給してますか?
日中は以外と湿度が下がり、夏場と比べて喉が乾燥しがち。
普段のサイクリングから日常に至るまで「そこまで汗をかいていないけど、気持ち水分補給したいな」という場面が多いのではないでしょうか。そんな時におすすめなのがこのCamelbak Podium ボトル。
今回は前モデルと比べて新しくなった第二世代型についての実測重量や使ってみた感触などをインプレしていきたいと思います!
ボトルの基本スペック
外観はこんな感じ
実測重量と直径
今回かったタイプは保冷機能なし、610ml用のボトルです。
重さは一本あたり80g。保冷部分ありであればこれよりも重くなるかと。
やっぱりこの飲み口の部分が重いんですよね~
でも使いやすいから許す。笑
直径は少しスリムになってΦ7.3mmほどでしょうか。
パッケージは以前と少し変わり、使用前のプラスチック部分が簡単にハサミで切って外せるようになりました。
こういう目立たないけれどもユーザーのストレスを減らす地味な改良に凄く好感が持てます。
それでは次は旧型のボトルからどう変わったの?というところで解説していきます!
旧型より良くなった点
くぼみのある持ちやすいデザイン
これ使ってみてわかったのですが、この変更はかなり使いやすいです。なによりボトルケージから取りだしやすいし、サッと掴みやすい。手が滑って落ちる心配もない。
デザインも単に段差作りました、というわけではなく、ボトルを握って使う際の手の形、というのをきちんと考えて作りこまれています。エルゴノミックデザインという奴でしょうか。
僕自身身長161cmと手の大きさも全く大きくないのですが、このボトルは非常に取り回しがしやすいです。
、
↑親指と人差し指でボトルを掴む箇所の段差は急に、それから下の箇所はなだらかになっており掴みやすく滑りにくい設計になっています。
ロック機構が硬く、漏れる心配なし
ロック機構や水漏れは前作よりもかなりしっかりしている印象を受けます。
旧型のボトルを使っていた際、若干締め付けというかフタ部分・キャップ部分のロックが甘いのか、ロック状態にしていてもカバンの中で横向きになるとこぼれてしまう、なんてことがあったんですよね。
新型ボトルに買い換えてからはそういったことは起こっておらず、快適に使用できています。ただロックの切り替えは少し硬いかな?
冬の山でバキバキに凍っても水漏れなしでした。笑
分解して洗いやすくなった
これが旧型ではなく新型を買った一番の理由。
旧型のボトルだと、飲み口部分の分解はできるのですがなかなか面倒なのと、何度も分解していると結合がゆるくなってしまい水漏れの原因になっていたんですよね。
そしてカビが生えてしまう・・・
新型のボトルは分解も非常に簡単・洗いやすいです。上の飲み口部分自体が取り外せるようになったのはすごいなぁと。
流量は2パターンに設定可能
新型のボトルを使っていて最初に思いました。
「出てくる水の量少なくない?」
改悪か?と思いましたがこれは気が早い。新型のボトルは流量を2パターンに設定できます。
ボトル内側のシリコンカバーが整流弁のような役割をしているので、シリコンカバーがあることでいきなり水が出ずに、口当たりよくマイルドに飲めるように設計されています。
もちろんシリコンカバーを外せば旧型のボトルのように勢いよく飲むこともできます。この選べるというのが良いですよね。
飲み口から水漏れしにくい
ボトルにはBCAAの粉末を溶かして飲んでいるんですが、旧型のボトルだと
飲み終わったあとに飲み口部分のところに溜まっている水がこぼれる
→フレームに落ちて汚れる
なんてことがよくあったんですよね。新型になってからはそれは改善されました。
↑普段水に溶かして飲んでいるBCAAが零れ落ちて乾いた白い痕が残ってます
特にボトルに水以外の飲み物(スポーツドリンク・ジュース類)などを飲んでいる時に、ボトルからこぼれてそのままフレームに付着・放置しているうちにボトルケージボルトの受けがサビてしまっていた・・・
な~んてことになりかねません。大事なフレームがお釈迦になるのを避ける、目立たないけれども良い改良だと思います。
人によっては気になるかもな点
良くなった点もあれば反面これってどうなん?と思う部分もあります。
ボトルの直径が狭くなった
ボトル自体がスリムになった反面、直径が狭くなりました。
ボトルケージによっては結構ゆるゆるになってしまうかと。正直これはもうちょっとうまく調整してもらいたかった・・・というのが本音です。
スリムになるのは良いんですが、それで安全性が損なわれてしまうのはいただけないなと・・・
ボトルケージからボトルが飛んで行ってしまったりすれば落車の原因にもなりますし、何より危ないですからね。
今回買ったのが保冷なしタイプのモデルなので、保冷ありならボトルの直径など微妙に変わっているのかもしれませんが・・・
なので購入後、ボトルケージも場合によっては交換が必要になるかもです。
見た目のデザイン
初めて新型のボトルを見たときの率直な完走ですが、なんというかこう・・・牛乳瓶みたいやなと。デザイン的には旧型のほうが好きでした。
スポーティーなデザインの旧型
シュッとしていて「あ、スポーツバイクの専用品として使っているんだな」感があったんですがなんだそれは
デザインもポップになりましたね。まあ、浸透していけば意外と気にならなくなるのかも。
2016年にR9100シリーズのデュラエースが発売されたときも「デュラエースの特別感が無い」「アルテグラと見た目変わらん」「手抜きカラー」「闇落ち」だのなんだの言われましたが今ではすっかり定着しましたしね。
ロゴのデザインは賛否両論あるとして、形状の変更で性能が上がっているので形に関してはこれでいいかなと。あとはユーザーが増えていけばこのポップなデザインも違和感なくなってくるのかも・・・しれませんね。
ボディの硬さ
前作と比べてボトル自体がちょい硬く作られているなと。
飲み口部分も改良されているので、旧型と同じように使っていると流量が少なかったり思うように水分補給できなくなるかもです。
ただこれは使っていくうちに慣れると思います。あくまで前作と比べて、なので安価なボトルと比べると断然飲みやすいですよ!
旧型の不満点を一掃。サイクルボトルの決定版
購入してから約1年間、練習から仕事、勉強中まで日常の水分補給の90%をこのボトルとともに過ごしてきて、色々な気づきがあったのでまとめてみましたがいかがでしょうか?
旧型の時点でかなり完成度が高かったですし、正直今回も新しくモデルチェンジした分ではなく、旧ロゴのモデルを買おうと思っていたんですが…
結論から言うと、旧型の不満点を一掃できる大満足のモデルチェンジでした。
特に痒い所に手が届くような細かいアップデートが多々なされていて驚きでした。やっぱり新型のボトル買ってみてよかったな、と
特に旧型のボトルにあった衛生面の心配や握りやすさ、水漏れ問題が解決したのはかなり大きかったですね。
楽に水分補給がしたい、キャメルバッグのボトルを使っていたけど新型ってどう違うん?と思っている人の参考になれば幸いです。
というわけで今後のシーズンはこのボトルと共に過ごします!よし、カビ生えたときの予備も含めてまとめてポチります!
( ^^) _旦~~お待たせしました~
開☆封
ストライク!!一本残ってるやんけ
それでは!